コムテック ミラー型ドライブレコーダー ZDR048 取り付け
介護タクシーの業務利用にあたり、もしもの時の備えとしてドライブレコーダーを設置しました。ハイエースのようなワンボックスは後方視界がつかみにくいのが悩みでした。そこで後方カメラの映像をミラーに映せる電子ミラー型(コムテック ZDR048)を選び、視界補助も兼ねています。
取り付けで重視したのは「元の配線を傷つけない(エレクトロタップ不使用)」「配線を確実に隠す」の2点です。シガーソケット裏からACC電源をカプラーで分岐し、ダッシュボードとAピラーの内装樹脂を外して配線を隠蔽しました。ヒューズボックスから電源を取る方法はフタが閉まらず見た目が悪いうえ、浸水時のリスクもあるため、手間はかかってもこのカプラー分岐を毎回採用しています。
📌 この作業のゴール
配線を一切露出させず、純正同様のすっきりした見た目でミラー型ドラレコと充電用USBポートを増設します。所要時間は約60分、難易度は★★★☆☆です。
手順 1

先に完成図です。配線が運転中の視界に入らないように、ミラー裏→フロントウィンドウガラスと天井内装の間→助手席側からAピラー内→Aピラーの根元からダッシュボード内グローブボックス後方→シガーソケット裏のACC電源分岐、という順でルートを組みました。
手順 2

付属の両面テープは剥がすときに糊残りしてベタベタになり見た目が悪いので、糊残りせずきれいに剥がせるカエルグリップを使用しました。何度でも貼り直せるため、画角の調整でも便利です。
手順 3

これが配線に割り込んで電源を分岐するカプラーです。ドラレコ本体と一緒に用意しました。カプラーオン接続なので、純正配線を切ったり傷つけたりせずに電源を取り出せます。
手順 4

配線ルートを検討していたら、グローブボックスの下に小物が入るスペースとサービスホールを見つけました。あとで充電に使えるよう、ここにUSBポートを増設します。
手順 5

ダッシュボードの内装樹脂を外すと配線にアクセスできます。中央の白い(劣化して黄ばんだ)コネクタがシガーソケットの配線です。
手順 6

はじめはインパネを分解せず、グローブボックスを外して手を突っ込んで外そうとしたツメとコネクタです。ツメは横方向にあり、無理に引くと割れるため、ロックの向きを確認してから外します。
手順 7

ただしグローブボックス側からだとカメラを入れても他の配線に隠れて見えず、作業が難航しました。結局、内装樹脂を正しく外したほうが早く確実でした。
手順 8
電源はカプラーで分岐して取り出す

電源分岐のコネクターを挿し込み、元の配線ともカプラーオンで接続します。割り込ませるだけなので、純正配線はそのまま活かせます。
手順 9

分岐させた配線を左のグローブボックス側へ引き出します。赤線がヒューズ付きのプラス線、茶色がマイナス線です。
手順 10

見つけたグローブボックス右下のサービスホールにUSBポートを取り付けるため、エーモンの線材をはんだ付けして2分岐するハーネスを自作しました。ラベルはテプラで熱収縮チューブに印刷し、どの線か後から分かるようにしています。
手順 11
バックカメラの配線を後方まで隠蔽する

バックカメラの配線は、助手席Aピラーから窓ガラスと天井内装の隙間に押し込みながら車体後方へ通します。途中で配線が落ちてこないよう、ベタつかない自己融着テープを20cmおきにハーネスへ巻いて太くしながら押し込みました。後方まで来たらバックドアを開け、車体とバックドアの間の蛇腹に配線通しで通します。蛇腹の中は配線がいっぱいなので、シリコンスプレーを吹くと通しやすくなります。バックドア側は四角い樹脂パネルがあり、ここだけは内張りはがしで外して通しました。そのため完全には隠せませんでしたが、その下の樹脂カバー内を通してリアガラスまで到達できました。
手順 12

そのままでは配線が揺れるので、やはりベタつきにくいメンディングテープで固定します。粘着が強いテープだと内装に糊が残るため、ここでもテープ選びがポイントです。
手順 13

後方まで配線が通り、すっきりとまとまりました。配線が露出していないので、純正の状態とほとんど変わりません。
手順 14

映像を確認すると、予想以上に画質がきれいでした。夜間や逆光でも後方の状況がしっかり把握できます。
手順 15

後退時に地面が見下ろせるよう、後退鏡が画面の端に写る画角に調整しました。左後方の駐車場の輪止めまで映り、車庫入れの安心感が増します。
手順 16

フロントカメラ、リアカメラ、電源を本体に配線して取り付けは完成です。ミラー一体型なので、純正ミラーに被せるだけで見た目もすっきりしています。
手順 17
USBポートを増設してSquare端末に給電する

引き出して分岐させたハーネスの残り1対に、エーモンのシガーソケットを接続。100均のUSBシガープラグを取り付け、サービスホールに増設したUSBコネクタへ接続しました。
手順 18

このUSBポートで、お客様の電子決済に対応するためのSquare端末を充電できるようにしました。業務用途でも常時給電できて安心です。
まとめ
配線をすべて隠蔽し、純正同様のすっきりした見た目でミラー型ドラレコと充電用USBポートを増設できました。ポイントは①エレクトロタップを使わずカプラーで電源を分岐する ②内装樹脂を正しく外して配線を隠す ③ベタつかないテープで仮固定するの3点です。電子ミラー型は後方視界の補助にもなり、ワンボックスの運転がぐっと楽になりました。
配線隠蔽のカギになる内装樹脂パネルの外し方は、下記の関連記事で写真付きで詳しく解説しています。
※ZDR048の詳しい仕様・対応機能は、コムテック公式サイトもあわせてご確認ください。
👤 この記事を書いた人
快適カーライフ運営者。介護タクシー業務での車両運用やDIY整備・長距離ドライブの実体験をもとに、車のある暮らしを快適にする情報を発信しています。本記事は実際に自分のハイエースへZDR048を取り付けた作業記録です。
⚖️ 免責事項
・本記事は個人の作業記録であり、仕上がり・適合には個人差があります。
・電装系の作業は自己責任で行ってください。ショート・配線焼損のリスクがあります。
・年式・グレードによって配線やパネル構造が異なる場合があります。
・掲載価格・商品情報は2026年6月時点の参考です。

