スイフトのオイル交換を上抜きDIYでやってみた記録

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📑 この記事でわかること

  • スイフト(ZCEDS型)のオイル交換を「上抜き」でDIYした一部始終
  • 使った道具と、しめて12,680円という実際の出費
  • 上抜きで本当に古いオイルが抜けるのか、という不安にどう折り合いをつけたか
  • オイルジョッキを用意せずに量で失敗した、正直な反省点

休日の朝、車庫でスイフトのボンネットを開けて、抜いたばかりのエンジンオイルを見てまた少しため息が出ました。半年ぶりの交換のはずなのに、もう真っ黒です。ディーラーのメンテナンスパックで定期的に診てもらってはいるのですが、私の乗り方だと半年に一度のサイクルではオイルの汚れが追いつかない。前から薄々感じていました。

そこで今回、思いきって自分でオイル交換をやってみることにしました。しかも下抜きではなく、上からポンプで吸い上げる「上抜き」です。結論から書いておくと、作業はおよそ1時間、買い足した道具を含めても出費は12,680円、エンジンは今のところ何の問題もなく快調です。ただ、やってみて初めて分かった失敗も一つありました。順番に書いていきます。

半年使ったスイフトのエンジンオイルで真っ黒になったディップスティック

半年でこの汚れ方。メンテパックの周期は守っていたのに、レベルゲージを抜くと毎回しっかり黒い。この『なんだか早くないか?』という違和感が、今回のDIYの出発点でした。

なぜ、わざわざ自分で上抜きしようと思ったのか

いちばんの理由は、私のスイフトの使われ方が、いわゆるシビアコンディションそのものだからです。

月に何度かは、日帰りで関東から新潟まで往復690km前後を10時間ほどかけて走ります。高速も峠もある長丁場です。その一方で、それ以外の日常は家族が近所を10kmほど走るだけ。長距離の連続走行と、エンジンが温まりきらないうちに止まるチョイ乗り。この両極端な使い方は、どちらもエンジンとオイルにとっては負担の大きい条件です。走行距離自体も伸びやすい。だからこそ、メンテパックの半年周期に任せきりにせず、その合間にも自分でオイルを替えてやりたいと思いました。長距離側の実際の走りはスイフトで新潟日帰り693km|燃費24km/Lの実走レポに書いています。

もう一つ、汚れの早さも気になっていました。私はガソリン添加剤(AZのFCR-062)を、毎回ではないものの気になったときにたまに入れています。これはシリンダー内のカーボンやスラッジを洗い落とすタイプで、剥がれた汚れの一部はオイル側へ流れ込んでいるはず。シビアコンディションに、たまの添加剤洗浄が重なれば、オイルが早めに汚れるのも納得がいきます。

とはいえ、汚れるたびにディーラーへ持ち込むのも現実的ではありません。メンテパックの半年周期はそのまま使いつつ、その合間に自分で一回はさむ。この「合間のDIY」をやるなら、ジャッキアップして下から抜くより、上から吸い上げる方が圧倒的に手軽です。それで上抜きを選びました。

正直、上抜きで本当に抜けきるのか不安だった

道具を買う前に一番ひっかかったのが、これです。「上から吸うだけで、底に溜まった古いオイルまでちゃんと抜けるのか?」。下抜きならドレンボルトを開けて重力で全部落とせますが、上抜きはポンプ頼み。抜け残りが多かったら、せっかく新油を入れても薄まってしまう。

気になってネットで実際にやっている人の記録をいくつも読みました。すると、パイプをオイルパンの底までしっかり届かせれば、下抜きとほとんど変わらない量が抜けるという声が多い。加えて私の場合、半年に一度はディーラーが下抜きでリセットしてくれます。多少の抜け残りが出ても、短いスパンで上抜きを一回かます程度ならエンジンを痛める最悪の事態にはまずならないだろう——そう判断して、ようやく踏み切りました。

💡 上抜きと下抜きは「どちらが正解」というより使い分けです。手軽さなら上抜き、フィルター交換やドレン周りまで点検したいなら下抜き。私は普段の繋ぎを上抜き、半年ごとの本番をディーラーの下抜きに振り分けています。交換時期そのものの考え方はエンジンオイル交換頻度の目安|走行距離と期間で迷わない判断軸にまとめました。

今回そろえた道具と、かかったお金

買ったのは次の3つです。工具らしい工具はエキストラクターくらいで、あとはオイルと洗浄剤。費用はこの3点以外はゼロ円でした。

アストロプロダクツ オイルエキストラクター 6L OE582

アストロプロダクツ オイルエキストラクター 6L(OE582)/6,600円上抜きの主役。手動ポンプで負圧をつくってオイルを吸い上げるタンクです。6L容量あるので、スイフトのオイル量なら一回で余裕。これさえあれば下に潜らずに済みます。

AZ 0W-16 SP CEG-003 ハイブリッド用 化学合成油 4L

AZ エンジンオイル 0W-16 SP(CEG-003/HYBRID)4L/3,550円VHVIベースの100%化学合成油。スイフトの指定粘度0W-16に合わせて選びました。4L缶で1回分はしっかり足ります。

シュアラスター LOOP ウルトラクリーニング LP-44 正面パッケージ

シュアラスター LOOP ウルトラクリーニング(LP-44)/2,530円抜く前に入れてエンジン内部を洗っておくフラッシング系の添加剤。古いオイルと一緒に汚れを連れ出してくれる狙いで併用しました。

買ったもの価格購入先
オイルエキストラクター 6L OE5826,600円アストロプロダクツ楽天市場店
AZ 0W-16 SP 化学合成油 4L3,550円エーゼット楽天市場店
LOOP ウルトラクリーニング LP-442,530円楽天ビック
合計12,680円(以降はオイル代が中心)

エキストラクターは最初の一回だけの出費です。洗浄剤も毎回は使わないので、次からは基本オイル3,550円だけ。2回目以降は1回あたり3,000円台で替えられる計算になります。

実際の作業は、思っていたより呆気なかった

段取りはシンプルです。エンジンを少し回してオイルを温め、サラサラの状態にしてから、レベルゲージの穴にエキストラクターのパイプを差し込んで底まで届かせ、ポンプで負圧をかけて吸い上げる。あとは抜けきるのを待つだけ。下に潜る必要もジャッキも要りません。

スイフトのエンジンルームで上抜きエキストラクターのパイプを差し込んでいる様子

ボンネットを開けて立ったまま作業できる手軽さ。レベルゲージの穴からパイプを入れて吸うだけ。汚れる範囲も少なく、車庫でも近所迷惑になりません。温めてから抜くと、冷間時よりはっきり抜けが良くなります。

古いオイルを抜き終えたら、今度は新油を入れます。オイルフィラーキャップを開けて、注入口から注いでいきます。

スイフトのエンジンオイル注入口(フィラーキャップ)のクローズアップ

ここがオイルの注入口。キャップを外して、この口から新しいオイルを入れていきます。こぼすとエンジンルームが汚れるので、口の細いものや漏斗があると安心。ここで『どれだけ入れたか』が見えないのが、後述の失敗につながりました。

入れ終わったら、レベルゲージで量を確認して終わり。全部ひっくるめてかかった時間はおよそ1時間でした。初めてでこれなら、慣れればもっと早いと思います。

抜いた古いオイルの処理も、身構えていたほどではありませんでした。専用の廃油処理ボックスはあえて買わず、二重にしたビニール袋へシュレッダーの紙くずを詰めてオイルを吸わせ、通販で届いた段ボールに入れて家庭ごみへ。これで十分でした。手元にある物で回せたのは、ちょっとした発見です。

つまずいたのは「量」だった——オイルジョッキを甘く見ていた

正直に書きます。今回いちばんの反省点は、新油の量をうまく測れなかったことです。

作業前の私は、軽く考えていました。「エンジンを回してオイルを循環させながら、レベルゲージを見て、足りなければ少しずつ足していけばいいだろう」と。ところが実際にやると、缶から直接ちびちび注ぐのは思いのほか加減が難しい。入れすぎれば抜かなければならないし、毎回ゲージを拭いて差し直して確認するのも地味に手間でした。

アストロプロダクツのオイルジョッキ

結局、後から欲しくなったのがこれ。目盛り付きのオイルジョッキ。最初から必要量を計量してから注げば、あの『入れすぎないか』というそわそわ感はなかったはず。次の必須アイテムとして手元に置きました。

オイル交換後にスイフトのレベルゲージで油量を確認している様子

最後はゲージのアッパーとロアの間に収まればOK。とはいえ最終的な確認はゲージが頼り。量さえきちんと測れていれば、ここで一発で決まります。慌てず、上限を超えないことだけは守ってください。

⚠️ これからやる人へ

上抜きは手軽ですが、オイルの入れすぎはエンジンに良くありません。目盛り付きのオイルジョッキで指定量を計量してから注ぐのが結局いちばん確実で、早いです。私の失敗を踏まないように、先に用意しておくことをおすすめします。

やってみて感じた、DIYならではの良さ

失敗もありましたが、自分でやって良かったと思っています。理由はいくつかあります。

まず、自分の判断とタイミングで、使いたいオイルに替えられること。ディーラーだと持ち込みの添加剤やオイルは頼みにくい空気があります。汚れ具合を自分の目で見て、「そろそろだな」と思ったときに、選んだオイルで替えられる。この自由さはDIYでしか味わえません。

もう一つは、単純に「できることが一つ増えた」という満足感です。これまで人にお任せだった作業を、自分の手で一通りやり切れた。車との距離が少し縮まった気がします。同じように一つずつDIYを覚えていくのも楽しいものです。スイフトのエアコンフィルターをDIY交換バッテリー交換を自分でやる方法あたりは、ハードルが低くて入口にちょうどいいと思います。

次にやるなら、スズキ純正のエクスターFを使ってみたい

今回使ったAZのオイルに、不満があるわけではありません。100%化学合成油ですし、入れてからのフィーリングも問題なし。グレードの低い安物という感覚はまったくないです。

ただ、一通りやってみて、ふと思ったことがあります。純正オイルは、メーカーがそのエンジンとの相性まで試験して作り込んだものだ、と。社外品をあれこれ試すのも面白いのですが、いちばん無難で間違いがないのは、やはり純正なのかもしれない。そんなわけで次回は、スズキ純正のECSTAR(エクスター)シリーズを買って入れてみるつもりです。純正も化学合成油のグレードがあるので、性能で物足りなさを感じることもないはずです。

まとめ:汚れが気になるなら、繋ぎの上抜きDIYはアリ

長くなったので、要点だけ振り返ります。

  • 長距離とチョイ乗りが混在するシビアコンディションなら、メンテパックの合間に上抜きDIYを一回はさむとエンジンに優しい
  • 上抜きでも、パイプを底まで届かせれば下抜きとほぼ変わらず抜ける。半年ごとの下抜きと併用すれば安心
  • 初回はエキストラクター込みで12,680円、2回目以降はオイル代中心。オイルジョッキは最初から買っておくのが正解

難しい作業ではありません。ジャッキアップも要らず、立ったまま1時間で終わります。オイルの汚れが前から気になっていた方は、繋ぎの一回だけでも自分でやってみると、車との付き合い方が少し変わると思います。まずは目盛り付きのオイルジョッキを一つ、用意するところから始めてみてください。

👤 この記事を書いた人

快適カーライフ運営者。スズキ スイフト(ZCEDS型)を日常の足にしつつ、関東〜新潟の長距離ドライブとDIY整備を楽しんでいます。自分で実際にやって、つまずいて、その記録を残すことを大事にしています。うまくいった話だけでなく、失敗もそのまま書くようにしています。

⚖️ 免責事項

・本記事は実際に作業した個人の記録であり、効果や仕上がりには車両状態・乗り方による個人差があります。

・整備は自己責任で行ってください。オイルの量・粘度は車両の取扱説明書に従ってください。

・掲載価格は2026年時点の参考価格です。

・廃油はお住まいの自治体のルールに従って適切に処理してください。

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