新潟から国道17号で帰る(3)浦佐から三国峠を越えて、横浜まで走り切る

ドライブ・車旅

長距離を下道で走る時、一番きついのは道そのものではなく、後半の疲労です。寄り道を増やすほど到着は遅くなり、判断力が落ちた状態で峠に入ることになります。そうならないよう、どこで休むかを先に決めておく必要があります。この記事では、2026年8月24日に新潟市から横浜市まで下道で帰った道中のうち、浦佐から三国峠を越えて帰宅するまでについて記載します。

午後2時半すぎ、浦佐駅前に着きました。国道沿いに立つ田中角栄先生の像を見て、最初に気付いたのは屋根が外れていることでした。

田中角栄像のシルエット

長岡までの話は第2話に、燕三条での午前中は第1話に記載しています。

## 屋根の外れた田中角栄像

この像は何度か見ていますが、明るい時間に来たのはおそらく2回目です。屋根が無い状態を見るのは初めてでした。

一時的なメンテナンスか改修のためかと思いましたが、特に掲示はありません。雪の時期には戻っているのだろうかと想像しながら、しばらく休憩しました。

手を挙げる銅像と背後の大型建築物

台座には像の由来を記したプレートと、建立の記念碑文が据えられています。夕方から夜の暗い時間帯に通り過ぎてしまいますが、明るい時間帯に来ることができたので、やっとしっかり読むことができました。

田中角栄像の説明プレート

## 浦佐駅は休憩に使いやすい

浦佐駅は駐車場が無料です。手洗いを借りたり、駅構内と八海山などの景色を見たりするために、いつも車を止めて見て回っています。

駅には観光案内所のMYUが入っていて、越後三山の案内やレンタサイクルの案内が掲示されています。ここに来るまでは通過するだけの駅という認識でしたが、案内を見ていると、ここを起点に動く人がいることが分かります。

越後三山案内とレンタサイクル

長距離を走る日は、こうした「止めやすく、歩ける場所」をいくつ知っているかで疲労の溜まり方が変わります。コンビニで止まるより、駅や道の駅の方が体を伸ばせます。

## 17年前のホテル

駅の向かいにあるホテル岡部は、家族が17年ほど前にこの地域の病院で実習を行った際に利用していたホテルです。まだ営業しているのか、という話が会話に出たことがあったのを思い出し、見に行ってしまいました。

ホテルOKABEの外観

完全に個人的な動機です。それでも、下道で走っているとこういう寄り道ができます。高速道路で通過していたら、思い出すことすらなかったと思います。

## 予定外のCoCoLo湯沢

浦佐を出た後、職場への土産を探そうと、予定には入れていなかった越後湯沢のCoCoLo湯沢へ向かいました。

越後湯沢駅の駅舎外観

湯沢は関東に近く、冬はスキー、夏は登山とアクティビティに来る観光客が多いためか、新潟県内の新幹線停車駅の中でもかなり力を入れて開発されている印象です。駅の中だけで一通り楽しめてしまいます。

奥のぽんしゅ館と、爆弾おにぎりの店を見てきました。ぽんしゅ館には日本酒の小瓶がずらりと並び、見ているだけでも飽きません。つるし雛の展示やスキーロッカーの並びなど、この土地ならではのものも目に入ります。

日本酒ミニボトルの展示棚

結果としては、土産に考えていた万代太鼓が無かったため何も買っていません。それでも、店の作りや雰囲気が良く、十分に楽しめました。

爆弾おにぎり家のメニュー看板

新潟へ初めて来た時と、その後2回程度来たことがあるだけの場所です。新潟のおいしいものや有名なものを今ほど知らなかった頃以来の訪問だったので、新たな目線で見ることができました。同じ場所でも、知識が増えると見え方が変わります。

## 道の駅 みつまた

湯沢を出て、三国峠に入る前に道の駅 みつまたで休憩を取りました。

道の駅みつまたの入口外観

ここには新潟県産のピーマンやトマト、ナスなどが直売コーナーに並んでいます。峠に入る前の最後のまとまった休憩地点になるので、トイレと水分の補給はここで済ませておくのが確実です。

## 三国峠は県境で性格が変わる

三国峠を通ったのは17時前後です。この時期はまだ十分に明るく、対向車もちょくちょく見かける時間帯でした。路面は雪の時期でもなく、霧も出ていないので、通りやすいコンディションです。

走ってみて一番はっきりしたのは、**新潟県側と群馬県側でカーブの性格がまったく違う**ことでした。

・新潟県側 道幅が広く、カーブの曲率半径も大きく取られている。安心して走れる
・群馬県側 新三国トンネルを越えると曲率半径が小さくなる。ゆっくり走らないと危険

同じ峠でも、トンネルを抜けた瞬間に必要な速度域が変わります。新潟県側の感覚のまま群馬県側に入ると、カーブの入口で速度が余ります。県境を越えたら一段落とす、と決めておくくらいでちょうど良いと思います。

つづら折りを走ること自体は、この日の目的のひとつでした。目的として置いた以上、疲れた状態で入らないよう手前で休憩を取っています。楽しむための区間だからこそ、コンディションを整えて入る必要があります。

冬に同じ峠を越えた時の記録はこちらの記事に記載しています。夏とは条件がまったく違うので、冬に走る予定のある方はあわせてご覧下さい。

## 道の駅 こもち

群馬県側に降りて、18時過ぎに道の駅 こもちで休憩を取りました。

道の駅こもちのシンボル時計塔

越後湯沢を出てからの休憩は、道の駅 みつまたとこの道の駅 こもちの2か所だけです。峠の区間で細かく止まるよりも、前後でしっかり休む方が結果として楽でした。

## 最後は高速に頼りました

道の駅 こもちからは国道17号をひたすら南下し、笹目橋を渡って環八まで走りました。

ただ、一日中走り続けた疲労は確実に溜まっています。最後は無理をせず、東京インターチェンジから東名高速に乗り、横浜青葉インターチェンジまで走って帰宅しました。

この日の目的のひとつに「長時間の運転で休憩を適切に取りながら、安全に走り切る運転技術を上げる」を置いていました。その観点で言えば、最後に高速へ切り替えた判断は正解だったと思っています。下道で通し切ることが目的ではなく、安全に帰り着くことが目的だからです。

## まとめ

浦佐から横浜までは、こうなりました。

・浦佐駅は無料駐車場と観光案内所があり、休憩地点として使いやすい
・CoCoLo湯沢は駅の中だけで一通り楽しめる。ぽんしゅ館の日本酒の小瓶は見応えがある
・三国峠は新潟県側が走りやすく、新三国トンネルを越えた群馬県側は曲率半径が小さくなる
・休憩は越後湯沢のあと、道の駅 みつまたと道の駅 こもちの2か所
・疲労を感じた最後の区間は高速道路に切り替えた

家族を送った帰りに丸一日かけて下道で帰る、という走り方は時間こそかかりますが、寄り道の数だけ土地のものと出会えます。次は街ガチャの再入荷と、長岡花火ミュージアムのドームが宿題です。

## 写真で振り返る浦佐から三国峠

### 14:45 浦佐駅

### 15:50 越後湯沢駅とCoCoLo湯沢

### 16:30 道の駅 みつまた

### 18:15 道の駅 こもち

(了)

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